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お風呂と健康

浴室は、一日の疲れを癒し、心身をリフレッシュするリラックスできる場所です。
一方で、浴室は、危険な場所でもあります。厚生労働省の調査によると浴槽での溺水による死亡者は、毎年約3000人にのぼります。そのうち約85パーセントが65歳以上の方で、冬場の11月から3月に集中しております。
慣れているはずの家庭のお風呂場で、なぜ、こんなに多くの高齢者が亡くなっているのでしょうか。その理由のひとつと考えられるのが「温度差」という見えない「バリア」です

浴室は、北側に設置されることが多く、特に冬場は外気の寒さが直接よく室内に伝わり、暖かい居室から寒い浴室に入ると身体が”ゾクッ”とします。
これが、身体に大きな負担をかけ、入浴死にもつながり、この寒い時期の入浴中の死亡者が多い原因となっているといわれております。寒冷で急激な血圧上昇、浴槽内において急激な血圧低下を起こし、これが身体に余計な負担がかかります。これを「ヒートショック」といい、特に高齢者や血圧の高い方は要注意です。

ヒートショック防止策として
1 居間と脱衣室・浴室の温度差が極端にならないようにする。
2 暖房の設置が望ましいが、「二番入浴」や「シャワー給湯」をすることにより、浴室を暖める。
3 浴槽に入る前に心臓に遠い足から徐々に身体全体に掛け湯やシャワーを浴びて、身体に急激な刺激を与えないようにする。
4 冬場の熱いお風呂と長湯は避けて、温度は38℃から41℃までにし、長くても15分から20分で浴室から出るようにする。ややぬるめにしての半身浴もお勧めです。
5 血圧降下剤などの薬の服用や飲酒後は避けるようにする。
などです。
近年、バリアフリー対策で、家庭内での段差をなくすリフォームが進められております。しかし、温度のバリアフリー化こそ真っ先に進めるべきべきだと思います。

根本的な解決策は、やはり、浴室、脱衣室を十分に温めて、温度のバリアフリー化を図ることです。
浴室暖房乾燥機で浴室も脱衣室もぽかぽか 1 木製窓の場合は、アルミサッシに取り替えれば浴室の気密性がよくなり、隙間風を防げます。更に二重サッシあるいはペアガラスにすると断熱効果が得られ、結露防止につながります。また、浴室暖房乾燥機を設置して入浴前に予備運転をすれば更に効果が上がります。
2 システムバスに替えると、浴室の中にユニットを組み立てるので、壁が二重構造になり、空気層ができます。このため断熱効果を発揮し、冬場の浴室に入ったときの”ヒヤッ”とした感じが解消できます。
3 脱衣室には、浴室暖房乾燥機(浴室専用、脱衣室専用、両方に対応するタイプの製品があります)のほかパネルヒーターやファンヒーターを設置するといいでしょう。
4 トイ レには温水洗浄便座(できれば室内暖房機能の付いたタイプを)を設置しましょう。トイレ内にコンセントがあれば、便座だけを交換することができるので、比較的手軽にできます。パネルヒーターを設置すれば完璧です。

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